ヘルプは勉強の場
キャバクラに入って、まずやらされるのがヘルプ嬢の仕事です。指名を取れるキャストと違って、ヘルプにはバックも少ないですが、いずれ指名を貰えるようになるためには、避けては通れない道です。
自分のお客様にならない、バックがもらえないヘルプのお仕事はやる気にならないという気持ちは分かります。しかしヘルプを嫌がっていてはいつまで経ってもキャバ嬢としてステップアップすることができません。
売れっ子キャバ嬢を目指すために、ヘルプにつく際の心得をまとめました。
「ヘルプ」って何をするの?
指名キャストについて接客スキルをみならうことがまずは大事なことです。
ただニコニコ愛想を振りまいてお客様の相手をしていても、指名を取れるようにはなりません。
実は売れっ子には「売れる理由」があるので、指名を貰えるキャストは、指名を取れるトークスキルを持っているものです。
ヘルプについている間、先輩キャストの技をしっかり見て学ぶことも、ヘルプキャストの大事な仕事です。
指名キャストが不在の間ヘルプをしていて、お客様が退屈してしまったり、手持無沙汰に感じてしまうようでは、リピート来店してもらえないかもしれません。
指名キャストが席に戻るまで楽しんでもらえるよう、その場を盛り上げるのもヘルプキャストの仕事です。その席の主役は、あくまで指名キャストであることを忘れずに、常に指名キャストを立てて、「自分は二の次」という態度を崩さないようにしましょう。
運が良ければお客様に連れがある場合、この場つなぎをしっかりやれば、お連れのお客様から指名を取れるかもしれません。
ヘルプでやってはいけないことは?
連絡先の交換は絶対にNGです。
ヘルプで入った席のお客様に営業をかけてはいけません。携帯番号やメールアドレス、LINEの交換は禁じられています。
指名キャストが不在の間、「キミ、可愛いね」と口説いてくるお客様もいるかもしれませんが、なるべく連絡先は教えない方がいいでしょう。指名キャストからすれば、「私のお客様を取ろうとしている」としか思えません。
指名キャストの耳に入らなければいいのでは?と、こっそりお客さんの誘いに乗ってしまうケースもあります。不思議とばれてしまうものです。
トラブルを起こすと他のキャストにも嫌われますし、お店にも大事にして貰えません。
次に名刺を渡すのもNGです。
名刺を渡すのは、連絡先交換と同様に、営業行為とみなされます。キャバ嬢が名刺を渡すのは、「指名してください」と言っているのと同じだからです。
いかにお客様から指名を多く取るかでキャバ嬢の価値が決まるので、他のキャストのお客様を横取りする気だと受け取られる行為は、非常に嫌がられます。
これをやってしまうと抜け駆けになってしまうので、してはいけない行為のひとつです。