手帳やメモを接客に生かすには?
売り上げが上がれば上がるほど、お客様の情報は増えていきます。
記憶だけではどうしようもないほど昔に来たお客様から「覚えてる?今度行くね」という連絡をもらうこともあります。そんなときに「え?だれ?」と混乱せずにお客様をお迎えし、何事もないよう特別感を持って接客するためにも顧客情報は大切です。
それを作り上げるためにもナイトワークでは手帳が必需品と言えます。
今日は手帳を接客に上手に活用する方法について説明します。
お客様の情報を書き出す
一人のお客様に対し必ず一ページは使ってください。これは一回書いたら終わりではないからです。
具体的な内容は人それぞれですが、一番大切な事はお客様の絶対に忘れてはいけない情報を書いておくことです。名前、あだ名、見た目、キャラクターなどの特徴、誕生日、勤務先、お子様や奥様の有無、好きな飲み物、飲み方、よく一緒に来られる方(この方の名前と特徴も)、その他趣味や好きなこと、共通の話題やもらったプレゼントなどがあればそれを書いておきます。
もし何度か指名できてくれている方だったらだいたい何曜日に来ることが多いかも書いておくと良いです。
必要事項を書いた後、ページが残ると思います。その残ったページに、手帳に書きこんだ情報・・・来てくれた日付、同伴の有無、頼んだ飲み物類、お客様の飲み物、話した内容や次回に繋がりそうな話題や連絡の際に使えそうな情報を書いておくと良いです。
毎回書いておくことによって、お客様の来店頻度や次回同伴や指名できてくれたときの話題の模索がしやすくなり、常に新しい話題を提供することができます。それだけでないメリットもあり、話している最中にわかった情報を書いておくことでイベント時のプレゼント選びにもかなりしやすくなります。
お客様をランク分けする
次に顧客情報を一通り書き終わったら、その情報を来店頻度ランク順および名前順に整理してみましょう。
見込みのあるお客様、見込みの少ないお客様、それぞれに会った接客をするためにもランク別に分けておくことがおすすめです。
そして手帳に来店頻度別のインデックスを作っていきます。週一以上来店してくださる方や沢山お金を使ってくださる優良なお客様はAランクのインデックスに。来店頻度は週一前後、または月一はシャンパンやワインをいれてくれるかな?と言うお客様はBランクなど、自分が管理しやすいインデックスを決めて分けていきましょう。
ABCDEなどランクごとに分けていくことにより、自分の顧客の数が目視でわかりますので、誕生祭やイベントなど指名がかぶりやすいとき時間調整もしやすくなります。
調整がしやすくなることにより、指名がかぶるのがいやなお客様にはできるだけかぶらないように、かぶっても楽しんでくれるお客様同士はかぶらせて呼んでみるなどお客様ができるだけ楽しむことができる時間配分ができ、仕事がしやすくなります。
これは他の商売でも基本のやり方で「デシル分析」と言われる分析方法です。キャバクラでも利用できる方法なので積極的に使っていきましょう。